オラクルカードの優雅で美しい絵柄は見る人の心身を癒し、健やかな気持ちへと変化をもたらします。
オラクルカードの「オラクル」とは「ご神託」という意味です。
つまりお告げです。
明確にわかりやすく神様(宇宙・高次元存在)の言葉を伝えるために、天使や女神などの美しい絵が描かれたカードです。
困った時や悩んだときに、今必要なメッセージを届けてくれたり、背中を押してくれたり、してくれます。
そして、だれでも簡単にスピリチュアルを始められるツールでもあります。
そのオラクルカードの絵柄の中に、印象になるシンボルや色などがあるのですが、今回はその中の【色彩】について初心者さんにも分かりやすくお伝えします。
巻末に13色を表にまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。
是非最後までご覧ください。
こちらの記事はこんな人におすすめ!
・オラクルカードの色の意味と印象を知りたい人
・リーディング時にボキャブラリーを付けたい人
・色の意味と印象を知ることで伝える力とリーディング力を深めたい人
オラクルカードの【色彩】の意味と印象
オラクルカードの絵柄には様々な色が使われています。
色についても、それぞれに意味があることを知っておくことで、より具体的なメッセージを受け取るヒントになりますよ。
カードの絵柄のなかで特徴的な色があったり、気になる色がある場合はその色に焦点を合わせてリーディングすると良いですね。
例えばカードの中の「赤」が気になったとします。
赤は第一チャクラを司る色です。
という時は第一チャクラのバランスを取ることが求められているのかもしれません。
人間には基底部から頭頂部まで七つのチャクラがあり、車輪のようにそれぞれのチャクラがうまく回って活性化していると心身ともに健全な状態であると言われます。
チャクラの場所と色をこちらに貼っておきますね。
オラクルカードの数字の意味と印象・読み解く力が深まるの0~9を解説!については、こちらをご覧ください。
これもアレコレと考えるよりも、パッとひらめいたものをチョイスするのがポイントです。
大切なのは、その時に感じたイメージ、感覚を信頼することです。
では、各色をご紹介します。
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赤色の意味と印象
・命を司る太陽をイメージさせる色
・パワー
・情熱
・強い意思
・愛情や恋人を得る
・活力・勇気・勝利を得る
・魔除けの赤は強いエネルギーを表す
・根源的な生命力や行動力
・情熱や意思の強さを象徴する色。
・第一チャクラの色:会陰
赤は前へ前へ突き進んでいくエネルギッシュなカラーと言えます。
また、古代ローマの兵士は身を守るため赤い服を身に着けています。
映画「ベン・ハー」も「グラディエーター」も、ローマの兵士は皆赤いマント。
これは赤が血を連想させることから、赤には戦い・勝利のイメージがあるから。
戦に勝つ!という意味を込めて赤を採用したようです。
そういえば、スーパーマンのマントも赤だよね。
日本でも、魏志倭人伝(ぎしわじんでん)でサメ除けに赤いふんどしをつけたという記述があり、洋の東西を問わず、生命力を得る・魔除けの象徴として使用しました。
他には、動物の体に通っている血液、人間の生活の営みに欠かせない炎、ライフジャケット、救急セット、消防車など、生命に関するものが赤色である場合が多いですよね。
これは赤色は生命の象徴的なカラーだからです。
オレンジ色の意味と印象
・陽気
・高揚感
・勇気
・活力
・健康
・魅力
・自信
・人との交流
・創造性や欲求
・生命力の象徴
・第二チャクラの色:仙骨(日本では下丹田)
オレンジが対応する下腹部部分の第二チャクラは生命力の象徴です。
自分の感情や欲求を大切にし、感覚を活性化することで幸せを感じることができます。
性的なエネルギーも持つので、異性と良い関りを持つことで感情面でも安定します。
オレンジは太陽のように陽気で、高揚感を与える色です。
オレンジ色は、インドやネパールでは向上心や奉仕から生まれる至福を表し、僧侶の法衣の色としても使われています。
オレンジやミカンは、木にたわわに実ることから社交性という意味があります。
またビタミンカラーであることから明るさ、楽しさ、陽気、健康的、満足感などの意味も持ちます。
ピング色の意味と印象
・愛情
・女性性
・母性
・親切
・保護
・自己受容
・繊細
・甘え
・わがまま
・ひがみ
・世話好き
・傷つきやすい
・お母さんに愛された安心感を感じる幸福な色として扱われる
「バラ色の人生」のようにロマンティックな状況を表現するのにも使われています。
こちらはワインの「バラ色の人生」です。
こんなステキなネーミングのワインがあるんですね。
ピンクは子宮の色。
ピンクの、人の心を優しく穏やかにする心理効果を使い、実際に取り入れた例がアメリカの刑務所の逸話をご紹介します。
そこで刑務所の収容部屋を無機質な色からサーモンピンクに塗り替えたところ、受刑者同士の暴動やけんかの発生率が低下したのです。
壁を優しいピンク塗り替えたことで、記憶が呼び起こされて穏やかな気持ちになった有名な例です。
覚えていなくても、人にはお母さんのおなかの中にいた時の心地よさや愛のぬくもりを無意識に覚えているのね。ステキ♡
黄色の意味と印象
・輝き
・繁栄
・栄光
・気づき
・錬金術の象徴
・物質的な成功と豊富さ
・知性を刺激する色
・黄色は左脳を刺激し知性を高める色
・理解力、記憶力、判断力が高まり、心の不安を解消する
・第三チャクラの色:みぞおち
第三チャクラは明るさ、自分らしさ、好奇心、自由、自尊心、自己や意志に関わるチャクラです。
第三チャクラのバランスが取れていると、自己主張がしっかりとできます。
自分の価値を認め、自信と勇気があり自分の力で人生を歩むことができます。
中国発祥の陰陽五行という考え方では、万物の中心を象徴する色です。
古代エジプトでは黄金のマスクなどミイラを包む色に使われており、永遠の象徴ともされいます。
黄色は明るい太陽のように人々に希望と喜びを与え、楽しい感情を生み出す色です。
心理学的には、強い希望を抱いているときに鮮やかな黄色が気になる傾向があります。
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緑色の意味と印象
・安らぎや落ち着き
・生命力
・バランスや中立
・安全
・平和
・リラックス
・安心感
・嫉妬
・緑が好きな人は真面目で、社会性が高い人。
・植物のイメージも強く、芽生えや成長を表す
・第四チャクラの色:ハート・心臓
緑色が対応する胸の中央部分の第四チャクラは、ハートの象徴です。
愛情や思いやり、共感などを意味し、他人といかに愛情をもって接するかが大切になります。
季節がめぐると冬に枯れた植物が再び新芽を出すことから、エジプトでは緑色は病気を治す力がある再生に必要な色とされ、復活の神々の顔は緑色で描かれました。
こちらがオシリスの神です。緑色の顔ですね。
画像引用:Wikipedia
緑色の鉱物をミイラの顔に塗ったり、魔除けとして目の周りに塗ることもしています。
また西洋のヤドリギや日本の榊など一年を通して緑色の常緑樹は、古代では神聖な力が宿るものとされ、不変や不死の象徴、永遠性を持つものとして考えられています。
青色の意味と印象
・信仰心や誠実
・希望
・平和
・自由
・女性性、冷静
・内向性
・孤独や悲しみ
・信頼
・慎重さ
・第五チャクラ:喉
第五チャクラの色である青は、自分の考えを表現するという意味があります。
また、第五チャクラはコミュニケーション、自己表現、創造性、テレパシーなどを司っています。
青は信頼や慎重さ、平和という意味があります。
衝動的に動くのではなく、落ち着いて慎重に物事を進めたい時に青が気になります。
冷静に物事を判断し、行動することができます。
また青は内向性を表すので、自分自身の内側に深く入り込んでいる時にも気になります。
精神的な面を重視し、自分の内面を深く掘り下げて自己探求をしている時に青は気になります。
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ロイヤルブルーの意味と印象
・誠実さ
・権威
・厳格
・霊的な視覚、霊力そのもの
・直感力
・知性や思考
・誠実さ
・孤高や孤独
・第六チャクラ:眉間
第六チャクラは、ヴィジョンを象徴します。
霊的視覚を司るチャクラで、自分や他人の本質についてよりしっかり見定める能力を持っています。
ロイヤルブルーには直感力という意味があります。
自分の直感を大切にし、様々な判断をしたり道を切り開いていきたい時に濃い青は気になります。
直感に従って行動をすることで、自分自身にも自信がつき、さらに能力を発揮することができるでしょう。
ロイヤルブルーは深い海や宇宙の色です。
何かを深く考えていたり、物事を追求している時にもロイヤルブルーは気になります。
イギリスのウィリアム王子が、キャサリン妃へのプロポーズとともに贈られたのが、亡き母ダイアナ元妃のサファイアでした。
お品の良さを表す色でもあるので、落ち着きや誠実さ、洗練さを意識している時かもしれません。
紫色の意味と印象
・神秘的
・高貴
・高級感
・妖しさ
・二面性
・変化変容
・神秘
・不思議
・バランス
・カリスマ性
・荘厳
・第七チャクラ:頭頂
第7チャクラは頭頂部に位置し、私たちの「霊性」を象徴します。
スピリチュアルな意識と繋がる場所です。
紫は赤と青が混じり合った色です。
情熱と冷静という両方の意味を持ち、気品や優雅、高貴という意味を持ちます。
美意識が高い人や芸術性に溢れている印象を与え、落ち着きのある妖艶な魅力を与えてくれます。
ヨーロッパでは紀元前1500年ごろからプルプラ貝と言われる紫貝で染色をしていましたが、2000個の紫貝からわずか1グラムしか染料を採取できなかったので非常に高価で、身分の高いもののみに許される貴重な色とされました。
日本でも紫の染料となる紫草の生育は難しく、染めるのにも手間がかかったため高貴な色とされ、推古天皇の時代から最高位の階級の色とされていました。
紫が気になる時は、潜在意識でその色を強く意識している時です。
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ゴールドの意味と印象
・豊かさ
・富
・栄光
・権威
・成功
・頂点
・貴重
・高貴
・勝利
・名誉や富の象徴であると同時に、優れた浄化力を持つパワフルな色
・太陽や男性性の象徴
ゴールドは活性化の色。
派手なイメージがある反面、物事を活性化し、ステイタスを引き上げる力があります。
古くから強烈な光を放つ黄金の金色は、神々の図像の「光輪」として描かれたり、権力者の衣服として身に着けられたりしてきました。
こちらがゴールドの光輪です。
人々に恵みを与える太陽そのものの象徴であり、天上と地上両方での最上を表す色として使われていたのです。
ベツレヘムの星に導かれた東方の三賢者は、キリスト誕生の際に王と認める証として金を捧げました。
三賢者たちは、金のほかに乳香(フランキンセンスの精油)、没薬(ミルラと呼ばれ、近東原産の木の樹液に由来する香料)を持ってお祝いに駆け付けました。
紀元前5000年以上も前からエジプトでは金を加工し、ファラオや王家の墓を金で守る風習を定着させています。
シルバーの意味と印象
・永続性
・洗練
・明晰
・粘り強さ
・鋭く研ぎ澄まされた知性
・鋭さや洞察力
・鋭敏
・才能やプライド
・気高さ
・銀色は悪しきものを遠ざけ、近寄らせない効果の強い色。
女性性や月を表す色で、精神、感受性、魂を司ります。
感情のバランスを整えたり、受信能力を高めたりする色で、霊的感受性含め、意識に作用する力が強いです。
上品さや知性を感じさせる色であると同時に、時に冷たい印象を与えることも。
他の色のパワーを安定させ、バランスよく引き出す力があります。
白の意味と印象
・純粋
・純潔さ
・神聖なパワー
・神聖
・光
・神々しさ
・希望
・自由
・善
・何色にも染まっておらず、何色にも染めることができる、始まりの色
白い動物が西洋、東洋共に神聖な神からの使いと考えられたり、インドやエジプトでは司祭者階級や太陽神の服の色であったり、白は世界各地で神聖な色と考えられています。
陰陽五行を色に当てはめると、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒になります。
白が対応する金には秩序をもたらすという意味があります。純粋なエネルギーを外側から取り込み、体内の汚れたエネルギーを手放します。 個人とまわりとの距離もテーマとなります。
黒の意味と印象
・威厳
・強固
・フォーマル
・モダン
・強さ
・絶望
・恐怖
・神秘的
・不安
・根源
・威厳
・強さ
・重厚感
・厳粛
・力強い黒は、重要な転換期(ターニングポイン)を表す
極端に強い色で、裁判官が着る黒い服には「どんな意見にも染まらない」という意味を持ち、心理的にも外部の意見から自分自身を守る効果が期待できます。
黒のものをよく見かける時は、潜在意識でその色を強く意識している時です。
陰陽五行を色に当てはめると、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒になります。
黒が対応する水は五行論の始まりの色とされてます。
生命の根源を表すもっとも本質的なエネルギーです。
内側に高い生命力や可能性を秘め、そこから発展して成長や老化にも関ります。
肉体では生殖に関すること、精神では志すことを表します。
茶色の意味と印象
・自然や落ち着き
・安定や安心
・ぬくもり
・固い
・保守的
・努力
・茶色は大地や木の幹、動物の毛皮など古代から自然にある身近な色で、安心して身を預けることのできる支えの色です。
ぬくもりを感じたかったり安心感が欲しい時、我慢強さやコツコツとした努力が必要な時には茶色のパワーを活用すると良いです。
陰陽五行を色に当てはめると、茶色は土に対応します。
土には変容させて維持をしていくエネルギーがあり、具体化して形作ったり、それを変化させて維持をします。
身体の面では筋肉や栄養を変容させ吸収する機能と関わりを持ちます。
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色の意味や印象を一覧表に!
色に関連するチャクラや意味や印象がひと目で分かるように表にしてみました。
横にスライドするとすべて見れます。
カラー | チャクラ | 意味(キーワード) | 印象 |
第一チャクラ 会陰 |
・パワー ・情熱 ・愛情や恋人 ・活力 |
・命を司る太陽をイメージさせる |
|
第二チャクラ 仙骨(下丹田) |
・陽気 ・高揚感 ・活力 ・健康 ・自信 |
・創造性の欲求 ・生命力の象徴4 ・自分の感情や欲求を大切にし、感覚を活性化することで幸せを感じることができる |
|
・女性性 ・母性 ・自己受容 ・愛情 ・繊細 |
・母に愛された安心感を感じさせる幸福感 |
||
第三チャクラ みぞおち |
・輝き ・繁栄 ・気づき ・錬金術の象徴 |
・知性を刺激する色 ・理解力、記憶力、判断力が高まり、心の不安を解消する ・第三チャクラのバランスが取れると自己主張がしっかりできる ・自分の価値を認め、自信と勇気があり自分の力で人生を歩みことができる |
|
・第四チャクラ ハート・心臓 |
・安らぎや落ち着き ・生命力 ・平和 ・安心感 ・バランスや中立 |
・緑が好きな人はまじめで社会性が高い ・植物のイメージも強く、芽生えや成長を現す ・エジプトでは緑は病気を治す再生に必要な色とされている |
|
・第五チャクラ |
・信仰心や誠実さ ・希望 ・平和 ・自由 ・信頼 |
・第五チャクラは、コミュニケーション、自己表現、創造性、テレパシーなどを司っている |
|
・第六チャクラ 眉間 |
・誠実さ ・権威 ・厳格さ ・直観力 ・孤高や孤独 |
・第六チャクラはビジョンを象徴する ・霊的資格を司るチャクラで自分や他人の本質についてしっかり見定める能力を持っている ・自分自身について深く考えている時 ・深く追求することでその道を究めさらに専門的な知識を身に付ける |
|
第七チャクラ 頭頂 |
・神秘的 ・高貴 ・変化変容 ・バランス ・カリスマ性 |
・第七チャクラはスピリチュアな意識とつながる場所 ・赤と青が混じった色で情熱と冷静の両面の意味を持つ ・紫が気になる時は潜在意識が強く意識している時 |
|
・豊かさ |
・名誉や富の象徴であると同時に優れた浄化力を持つパワフルな色 ・太陽や男性性の象徴 ・活性化の色 ・天上と地上療法での最上を現す色 |
||
・洗練 ・永続性 ・気高さ ・才能やプライド ・明晰 ・鋭さや洞察力 |
|||
・純潔 ・純粋 ・神聖 ・光 ・神々しさ ・希望 |
・何色にも染まっておらず、何色にも染めることができる、始まりの色 ・白い動物は西洋・東洋共に神聖な神からの使いと認識 ・白は世界各国で神聖な色と考えられている |
||
・神秘的 ・強さ ・威厳 ・重厚感 ・厳粛 |
・力強い黒は、常用な転換期(ターニングポイント)を表す ・心理的に外部の意見~自分自身を守る効果が期待できる ・生命の根源を現す最も本質的なエネルギー |
||
・自然や落ち着き ・安定や安心 ・ぬくもり ・保守的 ・努力 |
・ぬくもり、安心感、我慢強さ、努力が必要な時は茶色のパワーを活用すると良い |
このようにして並べると、色にはやはりパワーを感じます。
色をオラクルカードや実生活に役立てられたら、素晴らしいですね
今回、色を調べてるうちに、カラーに特化したステキなオラクルカードを見つけました。
ご紹介しますね。
その名もなんと!「カラーカード」
画像はお友達にお借りしました。
作者はイナ・シガールさん
植物や風景、食べ物などの豊かな色彩が、鮮やかなカードです。
一枚いちまいにも日本語で意味が書かれてます。
そんな素敵なカラーカードはこちらから購入できます。
見たら欲しくなるのがオラクルカードなんよ~
こまったなぁ(≧▽≦)
まとめ
以上、オラクルカードの絵柄の中の、印象になる【色】について初心者さんにも分かりやすくお伝えしました。
今回、色のことを調べるうちに、改めて色には驚異的な癒しのパワーが秘められていることに気づきました。
色彩が与えるパワーって確かにありますね。
ひとつの色でも、色んな色があり、さらに意味が違うので、奥が深いですね。
リーディングのご参考になれば幸いです。
では、またぁ~
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
次回は、数字についてお伝えします。
以下にオラクルカードリーディングについて書いていますので併せてご覧いただけると嬉しいです。
【初心者】オラクルカードリーディング独学の方法についてはこちらを。
【初心者】オラクルカードリーディング1枚引きを極めるについてはこちらを